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「月まで3km」
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「月旅行」に行ってきました。

と言っても、宙の38万km彼方にある天体の月ではなく、静岡県内にある「月」という地名の場所という
意味です。

平成の大合併により、旧天竜市は合併で浜松市天竜区となりました。それにともない、「月」も浜松市の
地名になっています。

この地名は、かつて人気のあった『トリビアの泉』という番組でも紹介されたことがあったそうですね。
遠州鉄道天竜二俣駅近辺から国道152号線を北上、船明(ふなぎら)トンネルの手前で左折した県道
360号線に、「月まで3km」と書かれた道路標示看板が出ているとのこと。

筆者は、2014年3月15日にJR磐田駅より路線バスで「山東(やまひがし)」にまで移動し、ここで水窪
行きのバスに乗り換えるのですが、接続の関係と、バスに乗る時間がわずか4分程度ということもあり、
最寄りのバス停である「伊砂(いすか)入り口」まで30分ほど歩きました。

Google Earthの画像では、100mほど奥に入った場所にある様に感じていましたが、バス停からも
良く見える位置にくだんの道路標示が出ていました。



これほど、分かりやすい標示看板も珍しいですね。



山奥ゆえ、バスの本数も少なく、どうしようかと多少迷いましたが、天気も良いので3kmほどの道のりを
「月」まで歩いてみることにしました(何ともロマンチックな響きです)。

天竜川にダムを築いてできたダム湖の近くを走る県道は、大きなアップダウンがなく、トレッキングの初心
者でも充分に歩ける道でした。
1時間ほど歩き、「月」集落に到着しました。ボートが主要な観光産業の様です。山桜が咲き、春先の穏
やかな雰囲気に癒されました。



この「月橋」というのが今回の取り敢えずのゴールです。

立てられている看板に、「月」集落の由来が書かれており、南北朝時代に楠氏に仕えていた一族がこの
地にやってきて定住し、心のあり方や、集落が満月の様に発展することを願って「月」と命名した、との説
があるようです。

ただ、事前予約制のコミュニティバス以外に直接ここにアクセスする公共交通機関はなく、船明ダム湖
の湖尻にまで行くか、さもなくば3km南の伊砂入り口まで行く必要があります。ただし、徒歩限定で伊砂
より吊橋を渡り、相津(そうづ)に行けば道の駅や路線バスのバス停があります。

「月」というバス停は、相津の北に1kmほど、国道152線を歩いた場所にありました。



辺りに集落はなく、先ほどの「月」集落はダム湖の対岸側です。なぜこのような不便な場所にバス停を
設置したのかはよくわかりませんが、ダム湖または針葉樹林の管理をする関係者が利用しているので
は…と感じました(詳細は不明)。

ここから、対岸の「月」集落はよく見えました。



輝いている湖面の奥が「月」集落です。陽が西に傾き、太陽の直射と湖面の反射でかなりまぶしい時間
帯でした。
集落部分のクローズアップはこうでした。



「月」バス停より西鹿島駅(遠州鉄道・天竜浜名湖線)に向かい、天浜線・掛川駅経由で戻りました。時間
帯によっては路線バスでも浜松に出ることもできますが、下り(西鹿島行き)最終バスは19時44分です
ので、もし行かれる場合は乗り遅れない様にお気をつけて。
「月」集落には宿泊できるような施設がありません。

報告者:U.M.(月光天文台)

(了)
picup