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ペンシルロケット60周年記念講演会パンフレット
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日本にとってはもちろんのこと、世界に目を向けても、4月12日というのは重要な意味を持つ日付です。

1955年には、東京・国分寺においてペンシルロケットの水平発射公開実験が行われました。
1961年には、ソ連(当時)・バイコヌール基地からYuri Gagarinが乗ったVostok 1が打上げられ、初の
有人宇宙飛行(地球軌道周回)を達成します。
1981年には、米国NASAのSpace Shuttle Colombiaがフロリダ州KSCより打上げ(STS-1)られました。

世界的には、4月12日は"Yuri's Night"としてイベントが行われます(曜日の関係で前後する場合もある)
が、日・露・米のロケットの日として、とりわけ日本が最も早くロケットの実験を行なったということで
重要な意味を持っています。

さて、2015年4月12日(日)、東京都国分寺市の早稲田実業学校にて、ペンシルロケット発射60周年記念
講演会が開催されました。糸川英夫博士らによるペンシルロケット水平発射公開実験が1955年に実施され、
今年は60周年という節目を迎えています。事前登録制の講演会の聴講のために募集要項を読み、ぜひとも
聴講したい、と応募して参加できることになったのです。

本ページトップ画像(カスタムメイン画像)は、その講演会で貰ったパンフレットや、参加者に郵送される
案内の封筒類を撮ったものです。



パンフレットには、ペンシルロケットの画像や、当時の実験の様子をとらえた画像なども掲載されています。
当時入手可能な素材からこの形になり、当時可能な計測方法から水平に撃って必要なデータを得た、という
ことはJAXA宇宙科学研究本部・対外協力室長(当時)の的川 泰宣先生も著書や講演などで述べていました。



この画像は、早稲田実業学校の敷地に接する正門前に建立されたペンシルロケット顕彰碑です。50周年の
記念に顕彰碑設置のための募金が始まり、顕彰碑設置に必要な募金が集まったため、早稲田実業学校正門
前に作られ、2006年4月1日に除幕式が行われました。松本零士氏が設計したタイムカプセルが除幕式の
際に地下に納められ、ペンシルロケット100周年となる2055年にとりだされることになっています。

2006年の顕彰碑除幕式では、U.M.もその様子を見届けさせて戴きました。U.M.は月光天文台に着任して
当時5ヶ月程度の時期でした。小惑星探査機『はやぶさ』は2005年暮れの通信途絶から46日を経ての通信
再樹立が叶って3ヶ月くらいという時期です。JAXA関係者も安堵していたでしょう。



この画像は、講演会会場の受付を待つ様子です。右手の建物は早稲田実業学校の小室哲哉記念ホールです。
2006年の際には講演会と、糸川博士にチェロ演奏を手ほどきした国分寺市在住の松下 修也氏による献楽
も行なわれました。

講演会の開催は13時半から17時で、2部制です。主催者挨拶やパネルディスカッションが行われ、ペンシル
ロケットの開発や発射実験に関与した方々(秋葉 鐐二郎-東大・宇宙研名誉教授、HASTIC会長-、山本 芳孝-
元ロケット光学追跡・高速度撮影班-、垣見 恒夫-元ロケットランチャ班-、的川 泰宣-JAXA名誉教授・NPO
法人KU-MA代表-の各氏)のペンシルロケット開発や実験に関わるお話が寺門 和夫氏のコーディネイトにより
紹介されました。



関係者がほぼ揃い、壇上の席に着いた状態です。IHIの社長もお見えになる予定でしたが、体調不良のため
にやむなく欠席となりました。他の関係者は全員揃っています。

全席指定で、U.M.は「I-8」があてがわれました。当日講演会においでになった方には、「M-5」や「M-3」
「K-9」などの席に着いた方もいらっしゃったと思います。

国分寺市では、このペンシルロケット水平発射実験60周年の記念事業として1年間、関連事業を行なうこと
にしていると発表しています。この記念講演会はその中核となるイベントで、この近くの本多公民館では、
『はやぶさ』の小惑星イトカワの試料や帰還カプセル、また発射実験当時のサイトの位置を調べて推定した
資料の展示や、実際に発射実験に使われたペンシルロケットの実機も展示されるとのことです(会期:2015.
04.11-04.19、10:00-18:00の間入館・閲覧可能)。

前半の第1部が終わってから、15:05が第1回水平発射実験が行われた時刻とのことで、発射実験の再現セレ
モニーを行なうため、学校の正門前に出てほしい旨がアナウンスされました。

次ページにて、その様子を画像を交えてご紹介します。

(次ページに続く)


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報告者: U.M. (月光天文台)





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