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人工天体の地上観測研究会   2月5日    ・PHOTON FAIR 2018  11月1日    ・新暦奉納参拝ー講演会  12月3日



    ・新暦奉納参拝ー講演会  12月3日 
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 ・緑のトンネルの向こうに拝殿前の鳥居
 去る12月3日(カレンダーの日)、日本カレンダー暦文化振興協会(暦文協)による新暦報告参拝と記念講演会が、明治神宮で行われました。
 12月とは思えない暖かい陽気でした。
 ・神官さんに続き、暦文協役員が新暦を持って参拝に臨みました
 その後、神楽殿にて新年の福運の祈願祭が行われました。
 神に最善を尽くして祈る神道は、宗教というより日本の伝統文化そのものですね。
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 ・挨拶を述べる中牧弘允・暦文協理事長
 明治神宮参集殿にて。明治6年に現在の太陽暦が施行されて、日本は一躍近代国家に生まれ変わりました。
 ・講演のようす
 「世界を変えた暦の歴史」と題して、谷岡学園理事長・谷岡一郎氏にお話しいただきました。エジプトの太陽暦からユリウス暦、グレゴリオ暦と暦法の流れを、社会の進化と合わせて考察されています。
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 ・暦の表示用の板が、ボードゲームに発展した可能性があるとのことです。暦とゲーム、意外なところでつながっているのかもしれません。
 思いもしなかったユニークな視点でした。
 ・講演の後、質問に応じる谷岡氏
  初めて日本製の暦を作った渋川春海は、囲碁の達人でもありました。
  数理的才能は、暦を理解する基本かもしれません。





    ★PHOTON FAIR 2018      11月1日 
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 ・アクトシティ浜松/浜松駅南口より

 フォトンフェア2018が開催されたアクトシティ浜松。
 このイベントは(株)浜松ホトニクス(元浜松テレビ)が5年に1度開催する、会社の総合パフォーマンス。展示、講演会、セミナーが3日間にわたり開催され、3日目は展示が一般自由参加となります。
 10時少し前に浜松駅に到着。北口からはビジネススーツの参加者が列をなして受付に進んでいました。
 ・フォトンフェア2018の展示会場

 今回、初日の10時からの展示を見学し、午後1時からの晝馬(ひるま)社長の基調講演などに参加してきました。
  展示は大きく6つの分野がありました。「学術研究」、「くるま」、「モノつくり」、「くらし」、「環境」、「健康・医療」です。いずれもこれからの社会に強く結びつくもの。
 おもに学術研究の分野についてリポートします。
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 ・光電子増倍管/スーパーカミオカンデ用(手前)と新型ハイパーカミオカンデ用(右奥)

 ※月光天文台では、スーパーカミオカンデ用の光電子増倍管を、展示しています。
 ・次世代ニュートリノ望遠鏡「KM3NeT」

 海水を検出器として使い、ニュートリノを調べる次世代の望遠鏡(施設)に使われるという、やや小型の光電子増倍管。


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 ・アイスキューブ用光電子増倍管

  南極の氷(スーパーカミオカンデの2万倍の体積)を検出器として、高いエネルギーのニュートリノを調べる、すでに稼動している装置。
  普通の電球が電気を光に変えるのに対し、光電子増倍管はかすかな光を電気信号に変える光センサーとして働きます。
 ・X線イメージセンサー

 月探査機「かぐや」、小惑星探査機「はやぶさ」、「国際宇宙ステーション(ISS)」に搭載されたX線センサー。浜松ホトニクスはコアとなる技術を持って、さまざまな分野で活躍する逆ピラミッド型の事業展開を行っています。
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 ・ストリークカメラ

 加速器施設やシンクロトロン施設で使われています。加速器で電子や陽子を加速し、ぶつけ合わせてその振る舞いを調べるのが現代の素粒子研究の主流です。ストリークカメラはそうした施設に必要な機器のようです。
 まさに光学は様々な分野で物理学の究明にかかわっています。
 浜松ホトニクス、同社がかかわらないと、多くの分野が前に進めない。そう感じられました。
 ・ピアノマン

 午後の講演を聞いて帰る途中、浜松駅・新幹線待合室への通路に浜松のメーカーの車やピアノが展示してありました。
 クラシック風の曲が流れてきたので見ると、誰かが旅支度のままピアノを弾いていました。2曲ほどかなでて、さっと改札を出ていきました。「かっこいい!」。モノづくりの街、また音楽の街としての浜松の魅力、思いがけず見ることができました。




    ・人工天体の地上観測研究会   2月5日  
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 ・この日、相模原の宇宙航空研究開発機構(JAXA)で「人工天体の地上観測
研究会」が開催されました。好天でしたが数日前に降った雪が日影に残ってい
ました。久しぶりの訪問で、入り口を探して周りをぐるっと回ってしまいました。
 ・入口の右にはロケットの模型が展示されています。M-5(右)とエプシロン。
  たぶん実物大でしょう。
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・吉川真教授(JAXA)の開会のあいさつのあと、事務連絡をする井上毅氏(明
石市立天文科学館館長)。
 40人ほどの参加者がありました。
 ・10時半過ぎより午後4時まで、吉川教授を始め7つの講演がありました。
  最先端の研究者・観測者の興味深いお話が聞けました。
  (私にはレベルが高くてついていくのが大変なところもありましたが。)


                                           〔以上〕
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