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高知県大月町に、『げっこう桜』を見に行ってきました。

高知県幡多郡大月町の山里に、我が月光天文台と同じ名称を持つ『げっこう(月光)桜』があります。2014年4月
5日に夜桜の会があり、それを見に行ってきました。

高知県大月町に出向くに当たり、新幹線で岡山まで行き、瀬戸大橋を越えて土讃線に乗り換え、まずは高知市内
に一泊しました。翌日、高知から窪川へ、そこで土佐くろしお鉄道に乗り継ぎ、終点・宿毛駅で路線バスに乗り、
大月町役場前で下車、1.5kmほど歩いた先の山里に『げっこう桜』を訪れました。

地図でご覧戴ければお分かりの通り、高知県は四国の太平洋側のほぼ全域を占めています。紀伊半島側に室戸
岬、九州側に足摺岬があります。

この太平洋側の2つの岬を巡る様な路線はなく、陸の奥側を迂回する様に電車の路線が走っています。また、岡山
から高知にアクセスする最短ルートの路線は、四国を縦断する土讃線以外にはありません(岡山-高知-宿毛間には
特急の直通便が走っています)。土佐くろしお鉄道は、JR四国の高知県内路線と室戸・足摺岬手前までを繋ぐ私鉄
線です。

さて、筆者が高知市からもかなり遠い足摺岬付近の山里に、『げっこう桜』があることを知ったのは2012年のこと
でした。

『げっこう桜』の存在を知った直接のきっかけや経緯はかなり複雑でかなりの紙数を要するので、今回はその説明
を割愛します。月光天文台と同じ名称を持つこの桜をぜひ見てみたい、という好奇心が、ここまで出向くことになった
動機、と受け止めて戴いて結構です。

大月町役場の北側の丁字路を曲がり、1kmほど歩くと看板が見えます。ここから農道に入れば500mほど先の
田園地帯に接する小山に『げっこう桜』があるのが分かります。



上に掲げた看板の辺りからも、『げっこう桜』はよく見えました。

ところで、『げっこう桜』とは愛称のようなものであり、「アシズリサクラ」が正式な品種となります。

牧野富太郎博士が、生前に発見・研究していたもので、僅か数本が確認されるだけの、珍しい野生の自生する桜
なのだそうです。
大月町長沢区にあるこの株は、満月の日に満開になることから『げっこう桜』と呼ばれる様になったそうです。




筆者は、4月最初の土曜日に開催となる夜桜の会の音楽会も楽しみにしていました。
しかし、2014年の今年は別会場での開催であり、大荷物を持っての移動の気力もなかったため、『げっこう桜』
の鑑賞に注力することに決めました。

トップに掲げた画像は、ライトアップが始まった時間帯に撮影しました。

実は前日に吹いた強風で、花びらがかなり散ってしまったのだそうです。それでも、ライトアップで浮かび上がる
桜の木は幻想的で大変美しいものでした。



ご覧の様に、桜の幹にまで歩いて近寄れます。

桜の木に近寄れるよう、斜面には道も作られています。
見学者の安全の目的も兼ねて、道端には等間隔にろうそくが置かれ、点灯されていました。それはまるで、お花見
に合わせて灯されたキャンドルサービスの様にも見えました。



最近の桜の開花が早まっている例にもれず、この『げっこう桜』も開花が近年早まっているようです。2013年の
昨年には、あまりにも開花が早まり過ぎ、ライトアップの時期を調整する必要も出てきたようですね。

もし見に行かれる場合は、高知県大月町の公式情報をご参考に。また、夜桜の会の時間帯には、路線バスの
運行が終了してしまうため、大月ふれあいパーク(道の駅)にまで移動して、その付近の素泊まりの宿を利用され
ることをお薦めします。

筆者は、当夜には夜通し起きている前提で訪れましたが、桜を見た後で雨に降られ(雨宿りはできましたが)、晴れ
上がってから寒気の入り込みに伴う強風に吹かれて大変な思いをしました。

大月町の夜空に見える星はとても綺麗でしたが、寒くてそれどころではありませんでした…。

報告者: U.M.(月光天文台)
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