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公益財団法人 国際文化交友会 月光天文台


★朔旦冬至について

                           2014年12月7日

 目前に迫った「朔旦冬至」について調べてみました。
 2014年12月22日の冬至の日は、旧暦では11月1日
の朔(新月)となり、「朔旦冬至(さくたんとうじ)」
と呼ばれます。

 朔旦冬至とは、冬至と旧暦の11月1日(朔)が重なる
日で、19年に1度起きるとされます。
 太陽の光がしだいに低くなって弱まり、反転するのが
冬至。一方、月の光が満月から欠けて行き、再生する
境目が朔ですね。
 太陽と太陰(月)がともに再生する日を迎える、珍しい
くもおめでたい日で、かつてはこの日を宮中などでお祝い
したそうです。
 
◆「新こよみ便利帳」によると、1870年から2050年の間
で朔旦冬至となるのは次の6回とのこと。
   〔朔旦冬至〕    〔間隔〕
  1870年12月22日
  1900年12月22日   30年ぶり
  1938年12月22日   38 〃
  1984年12月22日   46 〃
  1995年12月22日   11 〃
  2014年12月22日   19 〃
 
 こうしてみると間隔は、必ずしも19年とはならないよう
ですね。ただ
  38=19×2
  46+11=57= 19×3
 と、どこかで19年が顔を出します。
 
◆将来について「21世紀暦」を見てみた。
 19年毎の冬至と朔の一致は次のよう。

  2033年12月21日 旧11月30日  ・・・冬至(朔と一致しない) 
   〃  12月22日 旧閏11月1日   ・・・朔
 
  2052年12月21日 旧11月1日  ・・・朔旦冬至
  2071年12月22日 旧11月2日  ・・・冬至(朔と一致しない)
  2090年12月21日 旧11月1日  ・・・朔旦冬至
 
 ただ2033年については、旧暦の月名が決定できない
「2033年問題」があり、確実なことはいえませんが、冬至
と朔の日は一致しないようです。

 どうも21世紀中は38年ごとに朔旦冬至となり、3回起き
ることになります。いずれにしても大変珍しい天文学的
現象といえるでしょう。

                                               〔月光天文台〕


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