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★学びの小部屋-2016~2017

 ★星と花     ★中秋の名月-メモ     ★ブルームーン

★ブルームーン

                            2017.03.17


 太陽暦のひと月に満月が2回ある月をいう。

 

1月と3月がブルームーン

 199120102018

 

●年に1回のブルームーン

19505月)、 195212月)、 19533月)、 195510月)、

19587月)、 19615月)、 196312月)、 19668月)

19695月)、 19721月)、 197410月)、 197710月)

19804月)、 198212月)、 19858月)、 19885月)、

199310月)、 19967月)、 19994月)、 200112月)、

20048月)、 20076月)、 20128月)、 20157月)、

202010月)

 

・新こよみ便利帳(恒星社厚生閣、1991年)により、ブルームーンの起きる頻度を調べてみた。期間は1950年から2020年までの71年間。

 

・〔結果〕

この期間にブルームーンとなる年は、28回で、そのうち3年は1年に2回起きた。ブルームーンの総数は31回となり、平均約2.3年に一度のブルームーンが起きることになる。

 

 31回のブルーム-ンのうち、ひと月が30日の4月・6月に起きるのは3回で、10%ほどと少ない。

 

 今後、資料があれば、21世紀のブルームーンの頻度を調べてみたい。

 

 

 








 ★中秋の名月メモ

                            2016.09.18

 

 中秋の名月となる915日の午後、共同通信社からの問い合わせがあり、調べたこと、またその後、暦の会の方よりご教授いただいたことを記しておきます。

 問い合わせは、「15日が中秋の名月(旧暦815日)になるのは、何年ぶりか?」ということ。本年は915日であるが、10月でも構わないという。

 ■1015日が中秋の名月になる可能性があるのだろうか?

 ※1)秋分が「八月中気」ですから、一番遅くても旧暦八月は秋分から始まります。したがって新暦101日/15日が旧暦八月1日/15日になることはあり得ませんね。

 

 そこで「新暦便利帳」(恒星社厚生閣)で調べてみた(便利だ)。「旧暦各月1日と現行暦との対照表」というのがあり、1870年(明治3年)から2020年までのデータが載っている。現行暦の915日が、旧暦の815日になるのは、旧暦の81日が現行暦の91日になる場合を調べればよい。その結果1970年が当てはまった。

 できれば夕方のニュースにも、この内容を伝えたいというので、取りあえず、「915日が中秋の名月になるのは、1970年以来46年ぶり」とお応えの電話を入れました。さすがは共同通信、全国に配信した模様です。

 

 当天文台スタッフの一人が、「次に915日が中秋の名月になるのは?」といったので、もう一度、過去を含め、目を通してみました。

 頭の片隅に「暦の会」などで教えられた、「月の満ち欠けは19年毎に繰り返す」というのがありました。

 

 新暦便利帳によると、91日が旧暦81日になるのは以下のとおり。

  西暦       間隔(年)

  1882

  1913       19

  1932       19

  1951       19

  1970       19

  2016       46

 

 なるほど19年周期が見事にでています。しかし1970年からは1日ほど前後し、再び915日が中秋の名月となるのは46年後の今年となっています。

では未来はどうでしょう?「21世紀暦」(日外アソシエーツ)に当たってみました。現行暦の91日が旧暦81日になる例を、2016年から19年毎に見たものです。以下の通り。

 

西暦    旧暦81日の現行暦の日付

2016      91

2035      92

2054      92

2073      92

2092      92

 

 ■19年周期、かなり顕著ですが、次に915日が中秋の名月になる年はみあたりません。しかし次のようなコメントをいただきました。

 ※21970年から57年(19×3)の2027年がそうです。

  さらにその19年後の2046年も。

  1989年、2008年は微妙にずれるんですが、この系列しぶとく生きているようですね。 

 さらに次のようなメールを受領(一部)。

3)うちの環境で、これを計算する方法は何通りかあります。When.exe MS-DOS 版 : Windows 7 32bit版以前のバージョンであれば、When.exe MS-DOS 版が動きます。

 

 C:\>whenhv *y(200) /(eg) 2016 9 15"==8 15"

  e  2016  8 15 丙申 G  2016  9 15 September

  e  2027  8 15 丁未 G  2027  9 15 September

  e  2046  8 15 丙寅 G  2046  9 15 September

  e  2065  8 15 乙酉 G  2065  9 15 September

  e  2122  8 15 壬午 G  2122  9 15 September

  e  2141  8 15 辛丑 G  2141  9 15 September

  e  2198  8 15 戊戌 G  2198  9 15 September

 

2065年までは「21世紀暦」で、答えを確認できました。

というわけで、今回(2016年)のように9月15日が中秋の名月となるのは、1970年以来46年ぶり、次は11年後の2027年、その次はそれぞれ19年後の2046年、2065年となります。21世紀には、4回起きることになります。

 青色の※1.2は、暦の会の石原幸男氏、※3は暦の会の須賀隆氏からのコメントです。大変勉強になりました。有り難うございました。

                        〔月光天文台〕


 ★星と花   
            土井晩翠「天地有情」(明治32年)より

  星と花

 同じ「自然」のおん母の
 御手にそだちし姉と妹(いも)
 み空の花を星といい
 わが世の星を花といふ。

 かれとこれとに隔たれど
 にほひは同じ星と花
 笑みと光を宵々に
 かはすもやさし星と花。

 されば曙(あけぼの)雲白く 
 御空の花のしぼむとき
 見よ白露のひとしずく
 わが世の星に涙あり。

==============
          以上
 土井晩翠は「荒城の月」の作詞者。
 明治の香りがするようですね。



         
                                                                 


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