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★小惑星「丹那(たんな・Tanna)」が誕生!
 
                                  2015年3月11日
 月光天文台で発見された小惑星が、「丹那」と命名されました。
 米スミソニアンの小惑星センターから発行されている「小惑星回報・電子版(MPC)」の3月5日付に、新しい名前として掲載されました。
 この小惑星は1988年(昭和63)11月12日、当時月光天文台に努めていた大島良明氏により、口径50cmの反射望遠鏡での観測により発見されたもの。
 登録番号は14843、発見時の光度は18等級、明るさの絶対等級は約15等級とされる。

 小惑星丹那は、いわゆるメインベルト小惑星の一つで、火星の軌道と木星の軌道の間を、約3.3年の周期で回っている。
 近日点は太陽から1.95AU(※1)、遠日点は2.51AUで、2015年7月19日に近日点を通過する。

 丹那の軌道等について詳しくは、小惑星センターのこちらへ
 http://www.minorplanetcenter.net/db_search/show_object?utf8=%E2%9C%93&object_id=14843

    tanna-1
  ・ジェット推進研究所(JPL)-小天体データベースの描画アプリで描いた小惑星「丹那」の軌道



 ・名前の由来など
  月光天文台のフェイスブック(※2)に提案・申請書の英文が載っていますが、こちらに日本語訳を再掲します。
 
Tanna=丹那は日本の東海道本線、熱海駅と函南駅間にある長さ7,804mのトンネルの名前。2014年80周年を迎えた。最初の測量隊が拠点とした土地の名前から名づけられた。黒沢監督の「七人の侍(1954年)」のロケーション撮影のいくつかが函南町丹那で行われた。

 丹那は、月光天文台のある函南町の山間部の地名で、月光天文台も山間部の桑原に位置し、お隣ともいえます。
 丹那の地下に、大変な苦労の末、東海道本線の「丹那トンネル」が開通したのは、1934年(昭和9)12月1日で、昨年80周年を迎えました。
 それを記念する意味を込めて、2014年7月、月光天文台より小惑星センターに「丹那」の名前を提案しました。
 それから半年以上が過ぎ、ほとんど忘れかけていた頃、たまたまスタッフがMPC(3月5日付)を閲覧したところ、「新しい名前」として丹那があったのです!
 3月9日のことでした。

 何はともあれ、太陽をめぐる天体のひとつに、地元函南町の丹那の名前が付いたこと、喜びたいです。


             ※1 AU=Astronomical Unit、天文単位(太陽と地球の平均距離) :1AU=約1億5000万km 
             ※2 月光天文台フェイスブック : https://www.facebook.com/888.gekko
                    
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