○期間:2002年4月21日〜5月31日
子供の遊びをテーマにしたフィリピンの暦
暦が伝える世界の文化 ○世界55カ国のカレンダー100点余りを、一堂に展示。
○場所:月光天文台・本館
☆協力:駐日各国大使館 ・財団法人オイスカ
○今回は海外から54カ国および2つの国際団体からの暦が112点集まりました。同じ暦が数点あることもあり、整理し日本の暦を加えて展示します。
○西暦2002年は平成14年、イスラム暦では3月15日頃に1423年を迎えます。ユダヤ暦では9月7日に5763年となり、バングラデシュのベンガル暦では、4月14日に新年を迎えます。
・エチオピア
9月11日に新年が始まり、30日の月が12回あり、13番目に5日(または6日)の月が来る。13ヶ月の太陽暦だ。
2001年9月11日には、エチオピア暦1994年を迎える。
エチオピアの暦
・イランのジャラリー暦
イランの暦では3月の春分の日が新年となる。となりのアフガニスタンでも、その新年を祝う風習があるとテレビで放送してた。この暦はジャラリー暦と呼ばれ、年の前半6ヶ月は毎月31日、後半6ヶ月は毎月30日(平年は12月が29日)というわかりやすいもの。イスラム太陽暦ともいわれる。
2002年3月21日に、ジャラリー暦1381年の新年を迎える。
・エジプト
エジプトをはじめ中近東のイスラム教諸国では、普通の太陽暦(グレゴリオ暦)とともにイスラム暦が併記されている。
イスラム暦は月の満ち欠けの12回を1年とするため、季節の1年より約10日も早く暦が尽きてしまう。その結果、新年を始め断食月などイスラム教のすべての行事は、毎年10日ほど早くなる。また週の休日は金曜日である。
季節と暦がずれていくという、季節を超越したイスラムカレンダーは、砂漠というきびしい自然が産みだしたものかもしれない。
エジプト航空の暦は通常の暦と、金曜が休日となっている暦(イスラム暦ではない)の2本立てである。後者は現地の文字で右から左へ日にちが並べられている。
エジプト航空の暦
・イスラエル
月の暦(太陰太陽暦)であるユダヤ暦を公用暦としている。およそ9月の新月の頃に新年を迎える。週の休日はサバット(安息日)と呼ばれる土曜日。
2002年9月7日、ユダヤ暦の宇宙創世紀元5763年となる。
・インド
インドは紙幣にも5種類の文字が書かれているほどの多様性のある国だ。カレンダーにもいくつかの暦の日付が併記される。
このオイスカ南インド支局のカレンダーには、普通の太陽暦のほかに西暦824年を紀元とする暦、西暦78年を紀元とするサカ暦(インド太陽暦)、そしてイスラム暦の3つが併記されている。
インドの暦
・ネパール
ネパールでは4月半ばに新年を迎える。ネパールの祭事をテーマとしたこの暦は、2002年4月14日がネパール暦2058年の元日となっている(新年の日にちだけはベンガル暦と同じ)。一月の日数は29、30、31、32日の4種類ある。週の休日は土曜日となかなか不思議な暦である.
ネパールの暦
・タイ
タイは王国であり、今回はプミポン国王夫妻の肖像の描かれたカレンダーが出品された。タイのソンクランと呼ばれる水掛祭は、新年の行事なのだ。
・スリランカ
日曜に加え満月の日が休日となる。スリランカも4月半ばにシンハラ・タミル新年を迎える。シンハラ族とタミル族の融和が大きな課題となっている。
・バングラデシュ
バングラデシュはイスラム教国でかつては東パキスタンと呼ばれた。金曜が休日となる。一緒に掲載されているのはベンガル暦で、2002年4月14日に1409年の新年を迎える。
バングラデシュの暦
ヨーロッパ 16
イギリス、エストニア、オランダ、オーストリア、イタリア、スペイン、ポルトガル、ドイツ、ルクセンブルグ、ポーランド、ウクライナ、クロアチア、ノルウェイ、スイス、ベルギー、チェコ
アフリカ 11
エジプト、エチオピア、スーダン、南アフリカ、トーゴ、ジブチ、ケニア、タンザニア、マラウィ、モロッコ、ザンビア
中近東 5
ヨルダン、イスラエル、イラン、シリア、サウジアラビア
アジア 13
パキスタン、インド、スリランカ、ネパール、タイ、インドネシア、ラオス、シンガポール、バングラデシュ、フィリピン、韓国、ウズベキスタン、中国
大洋州 1
フィジー
中南米 9
パナマ、コロンビア、チリ、アルゼンチン、パラグアイ、ブラジル、アルゼンチン、ジャマイカ、ペルー
合計海外54カ国
国際機関 2
IFAD(国際農業開発基金)、OISCA
○ 暦についての参考資料は こちら
・第6回世界のこよみ展
・第7回世界のこよみ展