第14回 世界のこよみ展リポート

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第14回                             月光天文台                

            世界のこよみ展

                   14th World Calendar Fair in Gekkou

        ブルガリアのカレンダー
        
       ●ブルガリアのカレンダー/2008年 表紙に東洋の十二支が描かれている
    

           グレゴリオ太陽暦の広がり   −> <概要

       ○世界47の国・地域・国際機関のカレンダー100点余りを、一堂に展示   

   ポスター   

○期間:2008年4月20日(日)〜6月1日(日) ▲木曜休館
○会場:月光天文台・本館
☆主催:(財)国際文化交友会
☆協力:駐日各国大使館 ・財団法人オイスカ ほか
     
    


 ☆第14回 ・世界のこよみ展の概況

○今回の「世界のこよみ展」には、世界47の国と地域・国際機関より120点余りのカレンダーが集まった。そのうち100点ほどを展示している。
  部数的にはアフリカのウガンダ、中米のハイチからのカレンダーが多かった。ヨーロッパ諸国からも興味深いカレンダーが寄せられた。なぜかアジア・中近東地域のカレンダーはシリアのみであった。例年参加している中国・韓国のカレンダーがなく残念であるが、台湾からは大判のカレンダーが多数寄せられた。
 1年366日掲示されるカレンダーは、その発行元のプレゼンス(存在感)を高める役割を充分になっている。

   カレンダーは天文を基に作られ、人間生活の基準となる。そこに現れるさまざまな文化をお楽しみ下さい。   
●また今回は個人からも魅力的なカレンダーを提供いただいた。
  ご協力いただいた各機関、皆様に篤く御礼申し上げます。
■今年2008年は、歴史から見ると次のよう。
  
   歴史から見た2008年  
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■カレンダーの地域的特長

□ヨーロッパ

  ヨーロッパはヨーロッパ共同体(EU)として、5億人規模の合衆国を形成している。域内の共通通貨はユーロで、世界基軸通貨のドルとは一線を画している。そうした背景がカレンダーにも反映し、月名・曜日名などがヨーロッパ各国の言語で掲載されている。また自国の言語で書かれている場合も、英語が併記されていることが多い。
 カレンダーは基本的にグレゴリオ太陽暦であるが、世界のほかの地域との大きな違いは、週末を日曜日とする例が多いことである。画像では「歴史」を感じさせる重厚な建造物や美術品などが、枯れた味わいで掲載されている。逆に電子機器など、現代的最先端科学テクノロジーを誇示する場合もある。

□アフリカ

 アフリカ最大の特徴ともいえるのが、豊かな野生動物の存在である。ケニア、タンザニア、ザイール、ウガンダなどをはじめとした国々で貴重な観光資源となっている。政府観光局の発行するカレンダーが、例年のように提供される。
 カレンダーに使われる文字は、かつての宗主国の言語で、ヨーロッパとアフリカの歴史的な密接つながりを想起させられる。

□アジア

 アジアこそ多様性の宝庫。イランでは、春分の日がお正月となる独自の太陽暦が使われる。インドの太陽暦である国定サカ暦は、イランの太陽暦新年の翌日から始まる。イランとインドの意外な近さが感じられる。
 太陽暦ではさらにインドネシアのバリ暦を見逃せない。バリのカレンダーは「寛容のカレンダー」ともいわれ、さまざまな民族のカレンダーが網羅されている。
 アジアでは太陰暦が大きな役割を今でも保っている。イスラム教の行事は陰暦のイスラム暦によって決定される。また中国の陰暦のお正月は「春節」と呼ばれ、中国・韓国はもとより東南アジアに広がる華僑たちにとっては、年間最大の祭日となる。
 インドのヒンズー教は代表的な多神教で、カレンダーさえもさまざまなローカルカレンダーが使われている。
 東南アジアでは、仏教を無視できない。釈迦の誕生日は陰暦4月の満月の日とされ、この日が公休日となる国が少なくない。
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□オセアニア

 海に展開する開放的な国民性がみられる。海洋生物の画像が多いのが特徴。

□北アメリカ

 いわゆる新大陸の英語圏であるアメリカ・カナダとスペイン語のメキシコなど。カナダにはフランス語を公用語とする地域もある。とりわけアメリカの存在感が圧倒的に大きい。
 伝統にとらわれず、カレンダーでもヨーロッパのように週末が日曜となる例は少ない。むしろ出版業界で大きな勢力を占めるユダヤ系の人々は、週末土曜(土曜を安息日とするユダヤ教の伝統につながる)を支持しているのかもしれない。
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□中央・南アメリカ

 スペインとポルトガルが新大陸を2分する協定を結び、ブラジルはポルトガル領と区分されたため、中南米でブラジルだけがポルトガル語を公用語とする。今年は、日本人のブラジル移民100周年である。
 中米はいわゆるラテン系の人々の国で、カレンダーにはなぜか月の4つの相が記入されることが多い。キリスト教カソリックのモチーフが多く見られる。ウルグアイ、チリなど豊かな自然の景観を愛でるものもある。
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こよみ展の団体見学者-080422
・東京から見学に来台した「旧暦講座」を受講の方々 (4月22日)
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■世界のこよみ展に出品された国・地域・機関(2008)

アジア 12
 インド、ミャンマー、インドネシア、シンガポール、タイ、チベット、ベトナム、マレーシア、フィリピン、ブルネイ、台湾、日本

オセアニア 3
 フィジー、ニュージーランド、パラオ

ヨーロッパ 13
 ノルウェー、スウェーデン、エストニア、デンマーク、ポーランド、ドイツ、ハンガリー、スイス、イタリア、チェコ、スロバキア、スロベニア、ブルガリア

アフリカ  7
 ウガンダ、ボツワナ、ザンビア、ケニア、タンザニア、ガボン、ジブチ

中近東 1
 シリア

北・中央・南アメリカ  10
 アメリカ、ホンジュラス、キューバ、ジャマイカ、ハイチ、ベネズエラ・ボリビア、エクアドル、ブラジル、ウルグアイ、チリ


国連・国際機関など 1

  国際農業開発基金(FIDA)  
  
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