昭和の日・4月29日    

「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」

 平成17年(2005)5月13日、祝日改正法が参議院を通過し、「昭和の日」が設けられた。

 改正の要旨は4月29日の「みどりの日」を「昭和の日」とし、5月4日の「国民の休日」を「みどりの日」として祝日にするもの。

 4月29日は本来昭和天皇のお誕生日で、昭和時代には「天皇誕生日」であった。昭和天皇が昭和64年(1989)にご逝去されて平成になると、政府はこの日を「みどりの日」とする祝日法改正案を国会に提出して成立させた。今回の改正はこの日の本来の意義に基づき、日本の国として戦争・敗戦・復興・高度成長とつづく未曽有の経験を経た昭和時代を顕彰するものとなった。

 「昭和の日」の成立過程は、奇しくも明治天皇のお誕生日であった「文化の日」の制定の歩みと似ている。
 明治時代の「天長節」は、大正時代に祝日とはならなかった。しかし明治天皇を慕う多くの国民の声を背景に昭和2年(1927)、「明治節」として復活したのである。
 しかし昭和20年(1945)の敗戦により、日本に進駐した連合国総司令部(GHQ)は、日本の祝祭日から国家神道につながる宗教色を排除する方針をとった。そのため11月3日は、明治時代に文化が飛躍的に進んだことを踏まえて「文化の日」と命名されて現代に継承されている。


 ちなみにGHQの日本占領は、昭和20年8月から27年4月までの6年8ヶ月におよんだ。昭和27年(1952)4月28日、サンフランシスコ講和条約が発効し、日本は主権を回復した。この日が昭和天皇の誕生日の前日であることはいうまでもない。
 4月28日は、現代日本の出発点となった新生日本の誕生日ともいえる。


○今回の祝日法の改正により、5月4日は「みどりの日」として正式な祝日となった。
  また振替休日の規定も改定され、振替休日は「その後においてその日に最も近い国民の祝日でない日」と定められた。この結果5月3日または5月4日が日曜と重なった場合、5月6日が振替休日となる。
  この改定によって影響がでるのは、近いところでは2008年と2009年になる。

   


        

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