ミニミニ解説(9)
天の川と銀河系
2001年6月
空の暗いところで見る天の川は、白い雲のように見えます。銀河とも呼ばれるこの天の川に双眼鏡や望遠鏡をむけると、たくさんの星の集団であることがわかります。
天の川は、およそ2000億個もの星と星間物質と呼ばれるガスや宇宙のチリからなる銀河系の一部です。私たちの太陽も夜空に輝く星々もみな(別の銀河を除き)この天の川銀河の中にあります。
ぼんやりした光の帯に見える天の川とは、その星の大集団の構成面を私たちが中側からながめている姿なのです。
夜空に見える天の川は、地球を取り巻くように見えますが、それは地球から見た状態で、遠く離れて見ると、中心のふくらんだ円盤状に見えると考えられます。円盤の直径はおよそ10万光年、中心部の厚さは約1.5万光年もあります。中心から3万光年ほど離れた、渦巻く「銀河の腕」の一角に私たちの太陽があります。
天の川の中でも、いて座の方向が特に星が密集し、明るく見えますが、これは銀河系の中心方向を見ていることになります。逆にぎょしゃ座とふたご座の足元からおおいぬ座の背中のあたりへ流れる「冬の天の川」は、銀河系の外の方向にあり、星々もまばらで淡い輝きとなります。
宇宙には、私たちの銀河系のような星の大集団が無数にあります。皆さんのよく知っている、あのアンドロメダ大星雲(M31)もその一つで、230万光年離れたすぐ隣の銀河です。
