暦は平成24年、西暦2012年、干支は壬辰(みずのえたつ)、九星は六白金星、閏年である。
元日は日曜で、日の干支は辛酉(かのととり)。
平成24年は、昭和87年、大正101年、明治145年となる。日本紀元は2672年。
ゴールデンウイークは、3連休が始まる5月3日が木曜日になり、暦の上では6日の日曜日まで4連休となる。
15日ある祝休日のうち、月曜日となる4日を除いた11日のなかで3日が日曜と重なり、振替休日は3回ある。
それは1月1日の元日、4月29日の昭和の日、12月23日の天皇誕生日の各翌月曜である。
旧暦は閏3月がある閏年。
旧暦にもとづくおもな行事は以下の通り。
旧正月(旧1月1日) −> 1月23日 旧ひな祭(旧3月3日) −> 3月24日
旧端午の節句(旧5月5日)−> 6月24日
旧暦の七夕(旧7月7日)ー> 8月24日
中秋の名月(旧8月15日)ー> 9月30日(満月) 旧重陽(旧9月9日)−> 10月23日
十三夜(旧9月13日) −> 10月27日
イースター −> 4月8日
ラマダン −> 7月20日〜8月18日(暫定)
※イスラム暦は、1年が12朔望月で約354日と短い。西暦2012年には11月15日頃に、イスラム暦1434年の新年を迎える。
○日食・月食
2012年には日食が2回、月食が1回起きる。
日本で見られるのは5月21日の金環日食、6月4日の部分月食である。
以下に起きる日時(現象の中心時刻・JST)と見える地域を示す。
(日本で見られるものは黄色。)
| 日 付 | 時刻 | 現象 (食分) |
備 考 |
| 5月21日 | 8:53 | 金環日食 (0.972) |
日本各地で明け方、大きく欠ける部分日食が見られる。 特に関東地方から九州にいたる南よりの地域では、金環日食となる。 |
| 6月4日 | 20:03 | 部分月食 (0.376) |
日本各地で部分月食が起きる。西日本と北海道北西部では月出帯食となる。 |
| 11月14日 | 7:12 | 皆既日食 (1.026) |
オーストラリア北部、南太平洋などで見られる。日本では見られない。 |
| 日 付 | 時刻 | 現 象 (最小角距離) |
備 考 |
| 6月6日 | 10:30 | 金星の日面経過 (548秒角) |
日本各地で8年ぶりの、金星の日面経過が見られる。6時間余りの現象。 7:11〜13:47 ※減光に注意 |
| 7月15日 | −:− | 木星食 |
昼間の木星食。望遠鏡で見えるかどうか。 東京 潜入 13:05−出現 14:03 ※ステラナビゲーター8.0より |
| 8月14日 | 3:07 | 金星食 (681秒角) |
日本各地で未明の金星食が見られる。 東京 潜入開始 2:45−出現開始 3:29 |
・時刻は現象の中央時刻(JST)
○惑星と冥王星の現象(赤道座標)・2012
・それぞれの動き
★水星:夕方3回、明け方3回の最大離角となる。東方最大離角は夕方、西方最大離角は明け方に見える。
東方最大離角(離角) 西方最大離角(離角) 3月05日(18°12′) 4月19日(27°30′) 7月01日(25°45′) 8月16日(18°42′) 10月27日(24°05′) 12月05日(20°33′)
水星は太陽より28°以上離れないので、最大離角のころが見つけやすい。
また地平線との関係で春の夕方、秋の明け方が見やすくなる。ところが軌道の関係で、この頃は太陽との離角は大きくならない。
なかなか見づらい惑星である。
3月5日の夕方、8月16日の明け方が今年の観測好期である。
★金星:3月に東方最大離角となり、宵の空に輝く。6月に内合となり、7月ころより明け方の空に見える。
日面経過と金星食がある。
現 象 日付け 東方最大離角 3月27日(46°02′) 最大光度 4月30日(−4.5等) 留 5月16日 内合 6日6日(日面経過) 留 6月27日 最大光度 7月13日(−4.5等) 西方最大離角 8月27日(45°48′)
6月までは宵の空に、それ以降は明けの空に見える。
6月6日の内合は、8年ぶりの日面経過が起きる。6時間を越える長い現象となる。
また8月14日の明け方、日本各地で金星食が見られる。
東矩 合 西矩 留 衝 留 火 星 6月12日 − − 1月25日 3月05日 4月15日 木 星 1月18日 5月14日 9月04日 10月04日 12月03日 − 土 星 7月12日 10月26日 1月17日 2月08日 4月17日 6月26日 天王星 12月25日 3月25日 6月29日 7月14日 9月29日 12月14日 海王星 11月26日 2月20日 5月28日 6月05日 8月25日 11月11日 冥王星 10月01日 12月30日 3月31日 4月11日 6月29日 9月18日
★火星:
3月5日に衝となり、-1.2等と明るくなる。
最接近は3月6日で、距離0.67AU。接近としては遠い「小接近」で、見かけの大きさは小さい。
年初は明けの空だが、衝から年末まで宵の空に見えている。
★木星:年初は明けの空、5月に合となって、以後宵の空に見える。
おひつじ座からおうし座に移り、12月3日に衝となる。
7月15日、昼間の木星食となる。
★土星:土星は4月17日、おとめ座で衝となる。おとめ座に入って3年目。
1月頃、木星とほぼ反対方向。
★天王星:9月29日、うお座で衝となる。5.7等。
★海王星:8月25日、みずがめ座で衝。7.8等。
★冥王星:いて座で、6月29日に衝となる。14等。
※冥王星は2006年、惑星から準惑星に分類されました。
○流星
2012年の4つの主要流星群の、極大予報日時とその夜の月齢を示す。月齢は15がほぼ満月で、一晩中月明かりがあり、流星観測には最悪の条件となる。
しぶんぎ群は新月だがピークが昼間。夏のペルセ群は満月前で悪。冬のふたご群は上弦の翌日で前半はやや悪い条件となっている。
流星群 極大日時 月齢
(21h)予想出現数
(毎時)出現期間 関連項目 しぶんぎ座 1月4日 15時 10 30 1月1日〜5日 ピークが鋭い ペルセウス座 8月12日 21時 24 40 7月17日〜8月24日 スイフト・タットル彗星 しし座 11月17日 0時 4 5? 11月10日〜23日 テンペル・タットル彗星 ふたご座 12月14日 11時 1 50 12月7日〜17日 例年安定した出現
※群流星のデータは日本流星研究会(NMS)のホームページを参考にしています。
※2010年までは、国際流星機構(IMO)の極大予報黄経を基本にしていましたが、2011年からは日本流星研究会の予報値を採用しています。
○各月の天象
★この色は夕方、夜半頃までの現象
★この色は夜半過ぎ、明け方などの現象
★この色は朝夕の区分に適さない現象
1月
4日のしぶんぎ座流星群は上弦過ぎの月があり、また極大が日中になる。しかし出現傾向を確認したい。
宵の西空に金星が見え、13日、海王星の南に接近する。
また宵の空に木星が見え、18日には東矩となる。 3月15日には、木星が金星の南に並ぶ。
明けの空の火星は、25日に逆行を始め、3月5日の衝に向けて地球に接近する。
観測シーズン入りだ。
明けの空の土星はおとめ座にあり、17日に西矩。木星とほぼ反対方向だ。
16日の下弦は今年最大。
31日の上弦は今年最小。
2月
宵の明星・金星が、10日に天王星の北に大接近。光度差が大きく観測は難しいかも。
宵の空の木星は、おひつじ座にあり、しだいに金星に近づく。
明けの空の火星は、3月5日に約2年ぶりの衝を、しし座で迎える。火星の冬の衝は、いわゆる「小接近」。
おとめ座の土星は、夜更けに昇ってくる。土星の衝は4月17日。
3月
5日、火星が衝となる。明るさは−1.2等。地球最接近は翌6日で、距離約0.67AU.。これは2003年の大接近(0.37AU)の約2倍。
5日はまた水星が東方最大離角で、宵の空に見やすくなる。
宵の空の木星はしだいに金星に近づき、15日に金星の南約3°に並ぶ。最接近は14日頃で、明るい星の共演で目を引くだろう。
宵の金星が27日、東方最大離角となる。昼間の空で金星を見つけるチャンスだが、太陽を見ないように注意しよう。
また25日から27日に欠けて、細い月が木星、金星に接近する。
明けの空に土星が見える。4月17日に衝となる。
今年の春分は3月20日。来年も20日で、再来年は21日となる。
4月
宵の東空の土星は、17日に衝となり、観望好期を迎える。
宵の西空では、木星が太陽に近く、低くなっている。
30日、宵の金星が最大光度となり、一段と目を引くだろう。今年の金星の活躍を予告しているようである。
(6月6日・金星が日面経過、8月14日・金星食)
宵の南の空高く、しし座に火星が赤く光っている。
明けの東の空に水星があり、19日に西方最大離角。
「4月こと座」流星群の極大は22日の午前9時。新月の翌日で良い条件。
5月
21日朝、日本では25年ぶりの金環日食が起きる。日本各地で大きく欠ける部分日食となる。
関東地方から九州の南よりの地域で、金環日食が見られる。これは見逃せない。
東京では月曜の朝、7時半ころがピークとなる。
日食は、観測地によって現象の時間が違ってくる。食の最大時刻は、西へ行くほど早くなる。
宵の土星は、おとめ座で観望好期。
宵の金星はしだいに太陽に近づく。7日にはおうし座ベータ星(上側の角の先の星)の南に1°ほどに接近する。
宵の空高く、火星がしし座に光っている。
明けの空では、天王星と海王星がある。
14日に木星が合となって明けの空に移るが、見え始めるのは、来月以降だろう。
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6月
4日の夕方、4割ほど欠ける部分月食が起きる。西日本や北海道北西部では、月の出時にすでに食が始まっている「月出帯食」となる。
食の最大は20:03で、見やすい時間帯である。
6日、梅雨に近い頃であるが、8年ぶりの金星の日面経過が起きる。7:11から13:47までと、6時間半ほどの、長い現象となる。
次に金星の日面経過が起きるのは、105年後なので、ぜひ見ておきたい。
宵の西空のしし座には火星、隣のおとめ座には土星が見えている。
一方明けの空では、木星が太陽からはなれて見やすくなる。
下旬には、内合を過ぎて明け方の空に移った金星が足早に木星に近づいていく。
★この色は夕方、夜半頃までの現象
★この色は夜半過ぎ、明け方などの現象
★この色は朝夕の区分に適さない現象
7月
1日、水星が東方最大離角。上旬は宵の空に水星を見るチャンス。
宵の西空では、火星がおとめ座に移り、土星にゆっくり接近する。(火星が土星の南に並ぶのは8月17日。)
宵の土星はおとめ座に輝き、12日に東矩となる。
明けの空では13日、金星が最大光度になり、昼間の空にも見つけやすくなる。
金星は上旬、木星の下に並んで光っている。10日にはおうし座のアルデバラン北約1°に接近する。
明けの空の木星は、おうし座の顔の付近に光っている。
14日の昼間には、木星が月によって隠される「木星食」となる。望遠鏡が必要だが、見えるかどうかは微妙。
明けの空での木星と金星の共演は、かなり長期にわたって楽しめるが、月末にかけてしだいに離れていく。
8月
宵の空に火星と土星が見え、17日に火星が土星の南に並ぶ。
というより今月の西空では、火星・土星そしてスピカが集合して、そのさまざまな配置を楽しむことができる。
双眼鏡があれば充分観察できる。
明けの空では、おうし座に木星が光っている。
金星はおうし座から、ふたご座へと移動する。
14日の未明、月が金星を隠す「金星食」が起き、日本各地で見られる。
15日には金星の西方最大離角となる。
16日には、明けの空で水星が西方最大離角となる。
この頃の明け方、木星・金星・水星を一望できるチャンスだ。
ペルセウス座流星群の極大は12日の21時で、下弦の2日後。やや条件は悪いが、注目の流星群である。
25日、海王星がみずがめ座で衝となる。7.8等。
なお旧暦による伝統的七夕は8月24日。七夕は秋の始めの行事だ。
9月
宵の西空には、おとめ座に土星が見え、てんびん座に火星が見える。いずれも低い。
29日、天王星がうお座で衝となる。
明けの空に木星が見え、4日に西矩となる。
明けの西空には金星が見え、13日に月が接近する。
10月
宵の空に火星が見える。
宵の水星が、27日に東方最大離角となって見やすくなる。
明けの空に木星が見え、4日に逆行を始める。
明けの空に金星が見え、3日にレグルスの南に大接近する。
21日にはオリオン座流星群が極大となる。上弦前の月は夜半頃沈み好条件。
26日、土星が合となり、明けの空に移る。
11月
14日に皆既日食となるが、日本では見られない。(オーストラリア北部、南太平洋などで皆既食が見られる。
宵の西空低く火星が見える。
宵の空に、木星が昇ってくる。来月3日が衝。
明けの空の金星が、27日に土星の南に大接近。シャッターチャンス。
しし座流星群は、17日に極大となる。
12月
宵の空で3日、おうし座の木星が衝となる。観望好期。
宵の西空に火星が低い。
明けの空に金星と土星が見える。
明けの水星は、5日に西方最大離角となる。
恒例のふたご座流星群は、14日が極大となり、朔の翌日で絶好の条件。