暦は平成22年、西暦2010年、干支は庚寅(かのえとら)、九星は八白土星、平年である。元日は金曜で、干支は辛亥(かのとゐ)。
平成22年は、昭和85年、大正99年、明治143年となる。日本紀元は2670年。
ゴールデンウイークは、5月3日「憲法記念日」が月曜日になり、振替休日はありません。
来年唯一翌日の振替休日は、春分の日=3月21日(日)の翌日の月曜日です。
とくに暦として変わったことはない。
ただ1月と3月、ともに満月が2回含まれる。
旧暦にもとづくおもな行事は以下の通り。
旧正月(旧1月1日) −> 2月14日 旧ひな祭(旧3月3日) −> 4月16日
旧端午の節句(旧5月5日)−> 6月16日 旧暦の七夕(旧7月7日)ー> 8月16日
中秋の名月(旧8月15日)ー> 9月22(満月の前日)
十三夜(旧9月13日) −> 10月20日
イースター −> 4月4日
ラマダン −> 8月11日〜9月8日(暫定)
なおイスラム暦は1年が12朔望月で約354日と短い。西暦2010年には12月7日頃に、イスラム暦1432年の新年を迎える。
○日食・月食
2010年には日食が2回、月食が2回起きる。世界時で2009年の末に起きる月食は、日本時(JST)では2010年の元日未明の現象となる。
これを含めると月食は3回となる。以下に起きる日時(現象の中心時刻・JST)と見える地域を示す。
(日本で見られるものは黄色。)
1月1日 4:23 部分月食 ・インド、ロシア付近を中心とするアジア各地で見られる。
食分(0.082) 東はアラスカ西部、西太平洋、オーストラリアなどで見られる。
西はグリーンランド、ヨーロッパ、アフリカなどで見られる。
日本では、元日未明のかすかな部分日食となる。
1月15日 16:20 金環日食 ・インド付近を中心に、東は西日本、フィリピン、インドネシア中西部、
食分(0.960) 西は中東、北西部を除くアフリカなどで見られる。
日本の東部では現象が見られず、中部日本以西で欠け始めて日没=日没帯食(部分食)となる
6月26日 20:39 部分月食 ・太平洋を中心に、東は南北アメリカの一部、西は東アジア、オーストラリアなどで見られる。
食分(0.542) 東日本などで見られるが、月の出の遅れる近畿以西では、月出時にすでに欠けている月出帯食となる。
7月12日 4:51 皆既日食 ・南アメリカ南部、太平洋南東部などで見られる。日本では見られない。
食分(1.029)
12月21日 17:17 皆既月食 ・太平洋東部、北アメリカ西部を中心に、東はヨーロッパ西部、南米、
食分(1.261) 西は東アジア島嶼部などで見られる。
日本では、欠け始めてから月が昇る月出帯食となる。
2010年には惑星食が4回、及びセレス食2回、ジュノー食2回がある。
日本で見られる食は次の1回(JST)。
11月2日 8:47 小惑星ジュノーの食
○惑星と冥王星の現象・2010
・それぞれの動き
★水星:夕方3回、明け方3回の最大離角となる。東方最大離角は夕方、西方最大離角は明け方に見える。
東方最大離角(離角) 西方最大離角(離角) . 1月27日(24°45′) 4月9日(19°21′) 5月26日(25°8′) 8月7日(27°22′) 9月20日(17°52′) 12月2日(21°27′) .
水星は太陽より28°以上離れないので、最大離角のころが見つけやすい。
また地平線との関係で春の夕方、秋の明け方が見やすくなる。
4月9日の夕方、9月20日の明け方が観測好期であるが、太陽との離角はそのころに合わせたように小さくなっている。
水星は簡単には見つけられない。
★金星:1月に外合となり9月ころまで宵の空、10月に内合となり明けの空に移る。
外合 1月11日 東方最大離角 8月20日 最大光度 9月24日 留 10月8日 内合 10月28日 留 11月17日 最大光度 12月4日
1月11日に外合となり、宵の空に移るが、見えてくるのは3月後半ころになるだろう。
7月下旬ころから8月中旬にかけて、宵の西空で土星、火星に追いつき追い越す。このころ宵の空で3惑星を見るチャンス。
しかし金星は、10月上旬、火星に再び追い越される。これはいうまでもなく金星が留となり逆行を始めるためである。
東方最大離角より2ヶ月余り、宵の空での最大光度より1ヶ月ほどで内合となる。留のころは見るのが難しいだろう。
明けの空に見え始めるのは、11月半ばころになりそうだ。
12月8日には明けの空で最大光度になる。今年は金星と細い月を、同時に撮影するチャンスが多くありそうだ。
衝 留 東矩 合 西矩 留 火 星 1月31日 3月11日 5月15日 - - - 木 星 9月22日 11月19日 12月18日 3月01日 6月24日 7月24日 土 星 3月23日 6月01日 6月21日 10月02日 - 1月15日 天王星 9月22日 12月06日 12月19日 3月17日 6月22日 7月06日 海王星 8月20日 11月07日 11月23日 2月15日 5月24日 6月01日 冥王星 6月26日 9月14日 9月26日 12月27日 3月27日 4月07日
★火星:およそ2年ごとの火星最接近の年となる。最接近の1月28日の火星の視直径は、14.1秒角と衝のころの木星の大きさの3分の1以下である。
春の星座のかに座で衝となった火星は、3月に順行を始め、宵の空のおとめ座に光っている土星に接近していく。
火星が土星に追いつくのは7月末ころ。さらにそこへ金星が加わって3惑星の競演となる。
火星は太陽の向こうに回って遠ざかり、見づらくなるが、合となって明けの空に移るのは来年となる。
★木星:2010年の木星はうお座にめぐり、9月22日に衝となる。
木星は、1月ころまでは、ほぼ真横に見る状態が続いている。
秋の星座の中でひときは明るく輝く。まもなく天の赤道を超えて北半球に位置する。
うお座には天王星があり、年の後半木星と天王星が接近している。
★土星:土星は3月23日、おとめ座で衝となる。木星とほぼ180°離れている。
宵の空には4月頃から見やすくなる。
宵の土星に、8月上旬、火星そして金星が接近する。
★天王星:天王星は9月22日、うお座で衝となる。5.7等。
年の後半、木星のすぐ北にある。
★海王星:海王星は8月20日、やぎ座とみずがめ座の境付近で衝。7.8等。
★冥王星:冥王星はいて座で、6月26日に衝となる。14等。
※冥王星は2006年、惑星から準惑星に分類されました。
○流星
2010年の4つの主要流星群の、極大予報日時とその夜の月齢を示す。月齢は15がほぼ満月で、一晩中月明かりがあり、流星観測には最悪の条件となる。
しぶんぎ群は満月の4日後、夏のペルセ群は四日月で良好、冬のふたご群は上弦の翌日で前半はやや悪い条件となっている。
流星群 極大日時 月齢
(21h)予想出現数
(毎時)出現期間 関連項目 しぶんぎ座 1月4日 4時 18 40 1月1日〜5日 ピークが鋭い ペルセウス座 8月13日 8時 3 40 7月17日〜8月24日 スイフト・タットル彗星 しし座 11月18日 6時 5 5? 11月10日〜23日 テンペル・タットル彗星 ふたご座 12月14日 20時 17 60 12月7日〜17日 例年安定した出現
○各月の天象
★この色は夕方、夜半頃までの現象
★この色は夜半過ぎ、明け方などの現象
★この色は朝夕の区分に適さない現象
1月
部分月食と金環日食が起きる。
1日の未明、満月の南東部1割ほどが地球の影に隠れる部分月食となる。食の最大は4時23分、食分は0.082と小さい。
15日の金環日食は、東日本では日没後の出来事で観測はできない。
中部以西では、太陽が欠け始めたまま日没となり、いわゆる「日没帯食」となる。
西日本の多くの地域は、食の最大の前に日没となる。
年の初め恒例のしぶんぎ座(りゅう座イオタ)流星群は、満月の4日後で良い条件とはいえない。
しかし要チェック。
宵の空の木星は月末にかけて見づらくなる。木星を真横から見る状態も、今月くらいで終わる。
宵の火星は、28日に地球最接近。もっとも小接近で、2003年の大接近に比べると視半径は半分くらいの約7秒となる。
31日は、かに座で火星の衝だ。
27日には水星が西方最大離角となり、明けの空に見やすくなる。
31日は今年最大の満月。今月と3月は、満月が2回起きる。
2月
宵の空に火星が見える。1月末に衝となったばかりで、マイナス1等級で赤く輝き注目されるだろう。
明け方の土星は、環の北側が見え始めている。
土星はおとめ座に光っていて、夜更けに昇ってくる。土星は3月に衝となる。
金星、木星、水星は太陽に近く、観測に適さない。
3月
宵の西空の金星は低い。月末にかけて、条件はやや改良。
宵の空に火星、土星が見える。
土星は23日におとめ座で衝となり観測好期。0.5等級。
火星は11日に留となり、順行に移る。
21日は春分。太陽はいよいよ北天へと巡る。3月はみるみる昼間が長くなっていく。
古代のローマ暦では、マーチは年の初めだった。
4月
夕方の西空に金星が見え始める。
9日、東方最大離角となった水星と金星が並ぶ。
16日には、三日月が金星に接近する。これから10月ころまで、毎月1回ほど月と金星の接近が楽しめる。
宵の空には火星と土星が見える。
衝を過ぎた環の細い土星は、今月が見ごろだ。
5月
夕方、金星が見え、16日、月がかなり接近する。
宵の空に火星、土星が見える。
6日の下弦は今年最小、21日の上弦は今年最大となる。
26日の明け方、水星が西方最大離角で見やすくなる。
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6月
26日に月の半分ほどが欠ける部分月食が起きる。月がやや遅れて昇る西日本以西では月出帯食となる。
食の最大が20時39分と、見やすい時間帯の現象となる。、
宵の空に金星、火星、土星が見える。
6日、火星はしし座のレグルスの北に並ぶ。
金星には15日、細い月が並ぶ。
夏至の21日に、土星が東矩になる。東矩は太陽の東90度で、日没ころ南の空に見えている。
明けの空に木星が見え、7日、天王星の南0.5°まで接近する。
★この色は夕方、夜半頃までの現象
★この色は夜半過ぎ、明け方などの現象
★この色は朝夕の区分に適さない現象
7月
宵の空に火星、土星、金星が見える。春から見えていたこれら3惑星が、いよいよ接近して会合を繰り返す。宵の西空に目が離せない。
金星は10日、レグルスの北1°ほどに接近。
月末31日には、火星が土星の南約1.6°に最接近する。(真南に並ぶのは8月2日で、このときの離角は約1.9°)。
12日は南東太平洋、南米の南部などで皆既日食となる。日本では見られない。
8月
宵の西空に金星、火星、土星が集合。13日から14日にかけてこれらの惑星に月が接近する。
20日に東方最大離角となる金星は、土星や火星と相次いで接近する。
明けの空には木星が輝いている。
13日のペルセウス座流星群の極大は四日月で好条件。
16日は旧暦の七夕、25日の満月は今年最小となる。
9月
宵の西空に金星、火星、土星が集合している。舞台をしし座からおとめ座に移している。
上旬、金星と火星がおとめ座のスピカの近くに並んでいる。
金星は11日に細い月が接近、24日はマイナス4.6等の最大光度となる。
このころは昼間の金星を肉眼で見つけるチャンスだ。くれぐれも太陽を見ないように注意しよう。
最大光度を過ぎた29日、金星は火星の南に並ぶが、6°以上離れている。
22日には、木星と天王星がともに衝となる。木星と天王星はわずか1°ほどの間隔で接近している。
両惑星ともに観測しやすい時期を迎える。
明けの空の水星は、20日に西方最大離角となって見つけやすくなる。
22日は旧暦の8月15日で、中秋の名月。栗名月とも呼ばれる。
10月
宵の空に木星が見え、観測好期。すぐ北に天王星があるので、確認してみよう。
火星は西空に低い。
金星は8日に逆行を始め、太陽にしだいに近づき月末にかけて姿を消す。
10日の細い月との接近も、あまり見やすくないだろう。
土星は2日に合で、月末ころには明けの空に姿を見せるかもしれない。
11月
宵の空の木星が見やすい。双眼鏡や望遠鏡があれば、近くの天王星もチェックしてみよう。
明けの空には土星が見え、月末には金星が見え始めるだろう。
金星は望遠鏡で、三日月のように欠けているのがわかる。
18日のしし座流星群は、特に大出現の予報はない。
ダストトレールから予報された大出現が起きた、2001年がなつかしい。
29日は、今年最大の下弦となる。
12月
21日に皆既月食が起き、日本各地で見ることができる。ただ食が始まってから月が昇ってくる「月出帯食」となる。
月の高度が上がって見やすくなるのは、食の最大(17:17)を過ぎたころになるが、後半は観測しやすい。
皆既食のころの高度が低く、逆に人目につきやすい。地上の風景とともに面白い写真が取れるかもしれない。
チャレンジしてみよう。
宵の南の空には木星が見え、その北に天王星がある。
明けの空では、土星が見やすい。
明けの金星は、4日に最大光度になる。夜明けが遅く、明るい金星は、多くの人の目に触れるだろう。
また昼間に肉眼で見つけやすいころである。太陽の光を目に入れないよう注意が必要。
12月恒例のふたご座流星群が、14日に極大となる。このころ、ふたご座は宵に昇ってくるので、一晩中見られる流星群である。
今年の月は上弦のころで夜半に月が沈み、それ以後は好条件となる。