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公益財団法人 国際文化交友会 月光天文台

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★月光天文台・企画展

「カレンダーで見る2017年」  

    - 「太陽・月・星のこよみ」から -   〔概要〕  〔主な天象〕 〔トピックス〕

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・「太陽・月・星のこよみ」/2017年版

・日食、月食、惑星現象など、2017年の天文現象を紹介!
 また2017年はどんな年か、カレンダーから読み解きます。


タイトル:企画展「カレンダーで見る2017年」 
      -「太陽・月・星のこよみ」から -
会  場:月光天文台
期  間:10月2日(日)~12月25日(日) 
      ▲休館:木曜 
時  間:9:00~17:00
主  催:月光天文台
お問合せ:月光天文台 Tel.055-979-1428

                                

〔概要〕
 
 平成29年・2017年の暦
  平成29年:日本紀元 2677年、昭和92年、大正106年、明治150年 
           (※元号は1年から始まるため、明治維新から満150年となるのは翌2018年)
       丁酉(ひのととり・ていゆう)・とり年、一白水星、  〔平年〕

      ★開発のための持続可能な観光の国際年
   
       旧正月 1月28日  ※旧暦は閏五月がある閏年
        ◆旧暦行事(各現行太陽暦での日付)
         旧ひな祭:3月30日    旧端午の節句:5月30日   旧七夕:8月28日
         中秋の名月:10月4日   旧重陽:10月28日     十三夜:11月1日

  西  暦    2017年   イースター 4月16日
 中国春節    1月28日   ※太陰太陽暦による伝統的新年(日付は毎年変わる)
 中華民国紀元  106年
 タイ仏滅紀元  2560年
 イスラム暦   1439年の年初 2017年9月21日ころ(暫定) 
          ラマダン 5月27日~6月25日(暫定)
 イラン暦    1396年の年初 2017年3月20日(春分)
 エチオピア暦  2010年の年初 2017年9月11日
 ユダヤ暦    5778年の年初 2017年9月21日  ※前日の日没より

 ★2017年の主な天象
    日食が2回、半影月食が1回、部分月食が1回あります。日本で見られるのは、8月8日の部分月食のみ。
    2月には大西洋を中心に半影月食となります。
    やはり2月の金環日食は、アフリカ南部等を本影が通過します。
    8月8日の未明、月の4分の1ほどが欠ける部分月食が、日本で見られます。
    夏休みも後半、皆既日食があり、本影がアメリカを横断します。日本では残念ながら見られません。

 ★天象の解説
 ■宵の明星・金星
  1月から3月に初めまで、夕方の西空に金星が輝き、宵の明星として楽しめます。宵の西空で、金星の近くに細い月が接近するようすは、良いシャッターチャンスとなるでしょう。
      「金星が 明るく光る 冬の宵」
      
 ■しぶんぎ座流星群
  年明け早々、1月3日の23時、しぶんぎ座流星群が極大となります。午後9時半ころに月が沈むので、それ以後は良い条件で観測できます。
 ■金星と火星
  1月、2月は金星の近くに火星があり、2つの惑星の共演を見ることができます。この火星にも細い月が近づきます。
 ■半影月食と金環日食
  2月には半影月食と金環日食が起きますが、半影月食はヨーロッパなどで見られ、金環日食は本影が、南米大陸南部からアフリカ大陸南部へと移動し、いずれも日本からは見えません。

 ■3月、金星が明けの空へ
  宵の金星は、3月2日から逆行を始め、急速に太陽に近づき、3月23日に内合(太陽の手前を通過)となり、明けの空へ移ります。明けの空では4月中旬ころから明るい姿を見せるでしょう。(夜明けが早い頃となり、明けの空の金星「明けの明星」を見るには、かなり早起きしなくてはなりません。)
  内合の頃の金星を望遠鏡で見ると、三日月のように細くなっています。ただ望遠鏡に太陽を入れないよう、充分な注意が必要です。
 ■木星
  3月、宵の空では金星と入れ替わるように、東の空に明るい星が昇ってきます。夜ふけの明星とも呼ばれる木星です。木星はおとめ座にあり、今年はその1等星スピカの北を3度も通過します(1月21日、2月24日、9月5日)。木星とスピカの共演です。
      「春の宵 木星が巡る おとめ座に」

  おとめ座は3月から8月ころまで宵の空に見えるため、そこに輝く木星も宵の一番星として、約5ヶ月にわたって明るく輝き、存在感を見せるでしょう。
  木星が太陽の反対方向となる「衝(しょう)」は4月8日です。衝を過ぎると、日没後の空に出ていて、観望の好機となります。
  ちなみに星座は毎日4分、昇るのが早くなり、半月で1時間、ひと月で2時間も早く昇るようになります。
 ■土星
  5月の宵、南東の空に土星が昇ってきます。土星はさそり座の北のへびつかい座にあります。望遠鏡で見た土星は「不思議」のひとことです。こんな立派な環を持った星は、他に見たことがありません。本年は環の傾きがもっとも開いた状態になっています。
  動きの遅い土星が、空を一周して再び現在の位置(星座)に帰るのは、約30年後です。
  土星は5月から10月の宵の空に見えます。土星の衝は6月15日と梅雨の最中です。でも夏休みの8月には、木星と土星という見ごたえのある惑星が2つ、宵の空を飾ります。惑星を実際に観測するチャンスとなる年回りです。
   「不思議な環 土星が見頃 夏の宵」

 ■ペルセウス座流星群
  8月恒例のペルセウス座流星群は、13日の午前4時が極大となります。満月の5日後の月が午後10時ころに昇ってくるため、やや影響を受けそうです。

  8月にはさらに、今年最大級の大きな天文イベントが2つあります。8月8日の部分月食と8月22日の皆既日食です。
 ■日本で部分月食
  部分月食は8日の夜明け前に始まって終わります。食の最大は3時21分で、月の直径の4分の1ほどが、地球の影に入ります。部部月食は、食の最大のおよそ1時間前に始まり、約1時間後に終わります。月食のときの月の色合いの変化などを、写真やスケッチで記録することもできるでしょう。
   「早起きし 部分月食 見てみよう」

 ■アメリカで皆既日食
  8月22日の皆既日食は、日本では残念ながら見られません。この皆既日食の本影(皆既食となる地域)は、アメリカ本土を西から東へ横断します。
  天球上を東へ進むスピードは、月の方が太陽より約13倍も早く、月が太陽を追い抜いてゆきます。アメリカ合衆国本土(ハワイを除く)で皆既日食が見られるのは、1979年2月26日以来38年ぶりです。世界の人々がアメリカに集まることでしょう。
  本影は西海岸のオレゴン州に上陸し、アイダホ、ワイオミング、ネブラスカ、そしてカンザスをかすめてミズーリ、イリノイ、ケンタッキー、テネシー、ノースカロライナ、サウスカロライナの各州を通過して大西洋にぬけます。
  オレゴン州に本影が上陸するのは、米国太平洋夏時間の10時16分ころと午前ですが、東部へ行くほど標準時が進んでいるため、米国東海岸に抜けるのは14時46分(米東部時間)ころとなります(実質1.5時間)。皆既の継続時間のもっとも長くなる地点はケンタッキー州にあり、2分40ほどです。
  皆既食帯の陸上での通過距離は約4200km(鹿児島-北海道の知床間が約2000km)もあり、各地で大勢の見学者が見込まれます。
  「アメリカを 横切ってゆく 皆既食」

 ■秋・冬の星座
  10月以降、肉眼で見られる惑星は宵の空にはありません。みずがめ座には海王星(衝・9月5日、7.8等)、うお座には天王星(衝・10月20日、5.7等)が巡っています。秋の星空は1等星がひとつあるだけで、物静かな感じです。でもそこには勇壮な冒険物語があり、星座をみつけて古代のロマンを辿ってみるのも面白いでしょう。
  また10月の宵には、すばるが昇ってきます。それに続いておうし座のアルデバランなど華やかな冬の星々が昇ります。
  11月、12月の宵は、惑星がなく、冬の華やかな星座を楽しめる季節となります。
 ■最大の満月(スーパームーン)
  12月4日の満月は、今年12回ある満月のうち最大です。それはこの日が月の近地点(地球に近い場所)となる日と重なっていて、大きな満月となります(肉眼ではあまり感じないかも)。
 
  ■ふたご座流星群
  12月恒例のふたご座流星群。今年は極大の予報時刻が14日の15時と昼間になっていますが、毎年コンスタントに出現する流星群として見逃せないでしょう。月が昇るのが14日の午前3時ころなので、それまでは良い条件で観測できます。

                                  〔以上〕
 
  

  ★トピックス   歴史から見た2017年
            ●:和暦  G:グレゴリオ太陽暦
  ◆カエサル暗殺                      2060年前
   紀元前44年3月15日
    ・古代ローマの終身独裁官ユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)が、政敵により
     暗殺される
    ・2年前のBC46年、カエサルはローマに太陽暦(ユリウス暦)を制定した

  ●倭の奴(わのなの)国王、金印を授かる          1960年前
   紀元後57年
    ・
倭の奴(わのなの)国王、中国の後漢に朝貢し、光武帝より金印を授かる

  ◆ニュートンの「プリンキピア」刊行             330年前
   1687年  ・ロンドンの王立協会より、ニュートンの運動法則等をのせた本を刊行
          物体の運動や惑星の運行を万有引力によって説明
 ●宝永地震と宝永噴火                     310年前
  1707年(宝永4年)10月4日(G10.28) ・東海・四国に大地震発生。津波も起き死者多数
           11月23日(G12.16) ・富士山が大噴火し宝永火口形成   
 ◆エネルギー保存の法則                   170年前
  1847年  ・独のヘルムホルツ、「力の保存について」でエネルギー保存則を提唱
 ●韮山反射炉完成                       160年前
  1857年(安政4年) ・江川英龍の後を継いだ息子の江川英敏により、反射炉が完成
 ●明治維新前年                        150年前
  1867年(慶応2年) ・12月5日 尊王水戸藩の徳川慶喜、征夷大将軍に就任
      (慶応3年) ・1月 9日 陸仁親王(15歳)、京都で天皇に即位(明治天皇)
            ・10月14日 将軍徳川慶喜、大政奉還を上奏。翌日勅許
            ・11月15日 坂本竜馬、京都近江屋で幕吏に襲われ即死
            ・12月 9日 宮廷クーデターで「王政復古の大号令」            
 ●西南戦争                          140年前
  1877年(明治10年) ・1月30日 鹿児島の私学校の生徒が武器を奪う
             ・2月22日 西郷軍が熊本城を包囲するも落ちず
             ・4月14日 政府軍、熊本城に入城し西郷軍撤退
             ・9月24日 西郷隆盛、鹿児島の城山で自刃
 ◆火星の衛星発見                       140年前
  1877年       ・米の海軍天文台のアサフ・ホール、火星の2つの衛星発見
             発見日・8月12日 ダイモス、 8月18日 フォボス
 ◆電子の存在を確認                      120年前
  1897年       ・英のJJトムソン、真空管の中の陰極線が電子の流れであると確認(電子の発見)
              どんな電極からも同じ電子が出た(電子はすべての物質にある)


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