先日、NHKテレビの「地球に乾杯」という番組でパレスチナのサマリア人を取り上げていました。
サマリア人というのはユダヤ人と共に、大昔、エジプトの捕虜だったのが、モーゼとともにパレスチナに脱出した民族です。その後、北のイスラエル王国と南のユダ王国に分かれて争ったと時の、北のイスラエル王国側の人々がサマリア人といわれます。
イスラエル王国はやがてアッシリアに滅ぼされます。そんな過程で、ユダヤ人とサマリア人は大変仲が悪かったようです。 そのことはイエス・キリストの物語にも出ています。
サマリア人は、現在、世界中で600人くらいしかいないそうです。それでも子供達は、普通の学校が終わると、週に3回、自分達の学校に通ってサマリア語やその伝統文化をならうのだそうです。また他の宗教の人とは結婚できないが、ユダヤ教の人がサマリアの宗教に改宗すれば可能だそうです。
安息日などを厳格に守っていて、ユダヤ教から改宗して嫁いだ女性が、その戒律の厳しいのに苦労するとのことでした。
あの戒律にうるさいユダヤ人さえ閉口するサマリア人。上には上がいるものです。
この夏の最大の注目は、やはり小泉首相の靖国神社参拝の一件でしょう。結局、中国、韓国への外交的配慮で、終戦記念日の2日前の13日に参拝しました。いかにも政治的妥協といわざるをえないでしょう。
もっとも小泉首相の「靖国参拝宣言」は、「遺族会」等の取り込みという明確な目的があったともいわれます。しかし靖国神社への参拝は、大部分の日本人の心情を表明したに過ぎない。戦没者を弔うというのは、日本の文化であり、どの民族でもそれを行わないところはない世界共通の文化です。近隣の一部の国が、この内政的、精神的行為を強行に反対するのはなぜ。いわばそれぞれの内政事情とからんでいるからでしょう。
それにしても日本の中に反対勢力の多いこと。産経新聞などを除く大方の新聞、野次馬根性まるだしのテレビメディア、連立の○○党をはじめ、身内ともいうべきT外相、F官房長官、はてはY幹事長やK某などのお友達まで引止めに動いたとされる。某実力者N氏などもなぜあの時期に中国詣でをしたのか、と産経子は怒っている。
日本人も新聞をよく読んで勉強するほど混乱してくる。梅原○氏のような大物が、靖国神社は会津の白虎隊など、敵を祀っていないから参拝すべきではない、といわれる。「う〜ん」だよね。
ともかく日本の国論が割れていることが、21世紀のはじめに明らかになった。これで子供の教育ができるのだろうか。外務省がごたついているのを好機に、秋刀魚の漁獲権をかってに売り買いするのが、今の国際社会である。この国論の分裂につけこもうとしている勢力がいないと考えるほうがおかしい。
それにしても「周辺国への配慮」の議論が、アジアの途上国への支援・協力へと広がらないのは何故でしょう。それも金で済まそうとするODAではなく、日本人が取り組むべきという「方向性」を持った大きな課題として。
途上国の現実を見たとき、暖衣飽食の日本では見えなかった「未来」が、若者の目に見えてくるのではないのでしょうか
(セツ)
2000年に発生した米カリフォルニア州の停電は、予想を上回る電力の需要が起きたためという。そして、その主要な原因はインターネットに使われるサーバー(コンピューター)であるという。
インターネットの普及があるレベルを超えると、24時間稼動しているサーバーの数が急増する。その結果、想定された電力需要の伸び率を超えて電気が消費される。
ところでアメリカは原子力発電所の建設を、1979年のスリーマイル島の原発事故以来凍結している。新しい発電所では、当然、石油を燃すことになる。地球温暖化防止条約「京都議定書」にしたがうことは、自分の手足をしばることになりかねない。また、石油の消費が増えると、石油価格の高騰につながる。
今後、ニューヨーク、シカゴ、アトランタなどアメリカの主要都市で電力不足が起きる可能性があるといわれる。
このIT化による電力消費量の増大には、超伝導技術による省電力で対処するしか、解決方法はないとう意見もあります。
(文芸春秋、2001年8月号から)
インターネットのもたらす「便利な社会」とは、エネルギー高度消費社会となって、エネルギー不足による先進型社会の破綻を早めるものかもしれない。あるいは先進国のエネルギー消費が伸び、途上国に原油価格の値上がりなどのしわよせがゆき、対立が深まるかもしれない。(中村セツ)
招魂社というのは、明治維新前後に、国家のために殉難した人の霊を祀った神社のことで、明治元年(1868)に日本各地の招魂場を改称したものです。大正14年(1939)、招魂社はさらに護国神社と名を改めました。
さて幕末のころ、尊王倒幕運動の波のなかで遠州(浜松)や駿府(静岡)の各地の神主達を中心に尊王倒幕の兵が作られました。これら民間からの志願兵は、草莽(そうもう)隊と総称されました。遠州からは遠州報国隊、駿府からは駿州赤心隊が結成され、徳川慶喜追討軍に加わり東上したのです。
選抜された隊員は江戸までのぼって、彰義隊との戦いにもめざましい働きをみせました。しかし彼らの目的が達成されたときから、彼らの運命は皮肉な運命にもてあそばれたといえるでしょう。
江戸は東京に、慶応は明治になり、新時代は発足しました。
報国隊は赤心隊と共に、東征大総督有栖川宮の京都帰還を送って帰省することになりました。報国隊は浜名湖のほとりで有栖川宮一行を見送りました。そしてふるさとの方へ振り向いたとき・・・。
「ヒャーッ、こりゃー、たまらん」
と悲鳴が上がったと思われます。
そこにはさっきまで死闘を演じていた相手がうようよとしていました。なんと、ふるさとは徳川藩になっていたのです。廃藩置県までの措置でした。
住む家も、職も禄も召し上げられ、行く当てもない旧旗本、御家人達が、怨念だけを持物に江戸から旧主の膝元に移住してきていたのです。
たちまち赤心隊の御穂神社の神主が暗殺され、草薙神社の神主が襲われました。遠州にも同様の事件が続発しました。ついに代表が上京して大村益次郎に訴えました。
大村は戊辰戦争の戦死者を祭る招魂社を九段に建てて、祭祀を司るものたちに当てることで、危機にさらされていた元隊士を救済しようとしたのです。
東京移住を嫌ったものも多い中、32人が招魂社に仕えることになりました。
明治2年に作られた九段の東京招魂社は、明治12年に靖国神社と改称し今日に到っています。日本各地の護国神社の代表といえるでしょう。
<産経新聞・阿井渉介氏の「東海道400年・味な旅」より>
現在のコンピュータに使われている、多くのプログラミング言語は「オブジェクト指向」といわれる。これはつまり対象(オブジェクト)を先に指定して、後から処理を行なうというやり方である。
ワープロソフトでいえば、ある文字列をカタカナに変えようとする場合、先にその文字列を選択し、ついでカタカナにするという操作を行なう。
いわば「 I saw her 」という (主語)+(述語)+(目的語)の英語ではなく、
「私は、彼女を 見た」という(主語)+(目的語)+(述語)の語順になっている(もっとも主語ははじめから省略されているが)。
つまりコンピューターは、日本語の語順で動いていることになる。
<中村セツ>